ドイツ・KWF主催 林業機械・道具 「技術革新賞」の候補

読者のみなさん、こんにちは。

林業機械・道具に関する情報提供です。

KWFは、ドイツにある林業技術・機械関係の非営利調査研究組織です。
ここは、市販されている林業機械・道具のテストや認証を行っている唯一といっていい機関で、ヨーロッパの林業関係者の間では著名です。

KWFが主催するおおきな行事に、国際林業フェアー（4年に１度の開催）があり、今年6月に開催されます。

このフェアーには、世界中の林業機械、道具・器具などのメーカーが出展する展示会があり、これも世界の林業関係者には注目されるイベントです。

このフェアーに出展する世界中のメーカー、林業機械開発団体などが参加する「KWF技術革新賞」もあわせて行われます。
100以上の応募から、8部門でのノミネート（受賞技術としての推薦）が、KWFのサイトで公開されています。
受賞技術の発表は、6月13日（ドイツ）に行われる予定です。
ドイツKWF　技術革新賞


さて、そのノミネートから、ちょっと気になるものを挙げてみました。（白石）
写真は、KWFサイトより。


●林業労働安全部門
夏用の安全ズボン　暑い時期には通気性が何よりですが、これは抜群の性能を持つようです。

●木質バイオマスエネルギー部門
バイオマス用材伐倒用のハーベスタヘット、薪材用の高速カッターなど

●森林整備・管理部門

・ガソリン＋オイル＋救急箱一体型の容器（ガソリン５リットル、オイル３リットル、高速給油機プラス救急箱）
・伐倒補助用の油圧ジャッキ（高さ２４センチ、最大３４ｔを持ち上げる）



そのほか、IT部門、短尺材伐倒部門、長尺材伐倒部門、運材部門など。

ドイツKWF　技術革新賞