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2019年度『林業現場人 道具と技』発行の延期について

 いつも書籍「林業現場人 道具と技」シリーズをご愛読いただき、誠にありがとうございます。


 多くの皆様に支えられ、vol.1からvol.19まで発行して参りました「林業現場人 道具と技」ですが、

2019年度は1年間の充電期間とさせていただきます。


 今年は、労働安全衛生規則の一部を改正する省令の施行等があり、

また、森林経営管理制度や森林環境譲与税等のもとで、

編集テーマにも関係する新たな動きが加速化することが予想され、

その動向を見定める必要があると判断したためです。


 つきましては、新刊を楽しみにされていた方には誠に申し訳ございませんが、

2019年は情報収集・蓄積の期間とさせていただき、

2020年以降に再出発とさせていただきます。


 vol.20発行の日まで、今しばらくお待ちくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。


全国林業改良普及協会 「林業現場人 道具と技」編集部

5/24(水)~5/26(金)長野市でオーストリア大使館商務部が取り組む研修が開催予定!

林業と木質バイオマスエネルギー事業の先進国オーストリアでは、大使館商務部主催による
日本人向け研修が行われていて、日本から参加される方も年々増えています。森林研修所に
ついては、来月下旬発刊の道具と技vol.16でも特集を組んで紹介します。

とはいえ、なかなか気軽に行けない海外。
でもどんな話が聞けるのか興味がある・・・
という方に朗報です!

長野市で開催される「国際ウッドフェア」と同日程で、2つの特別講座(研修)が開催されます。
3月末までに申込みされると参加費の割引もあります。
森林研修所の所長はじめ、海外の専門家と3日間を過ごすまたとないチャンスです!
詳細(予定)は以下をご覧ください。

主催 株式会社アルファフォーラム
共催 オーストリア大使館商務部
日程 2017年5月24日(水)~5月26日(金)
会場 長野県(ビッグハット並びに隣接の若里ホールにて開催調整中)
定員 両講座とも50名
講座内容
[1]オシアッハ森林研修所の「日本人森林技術関係者向け特別講座」
[2]ピヒル森林研修所の「日本人向けバイオマス技術特別講座」
 ※どちらかの講座をお選びください。
 ※プログラム順番の入替等、変更の可能性がございます。
参加費用 70,000円(税抜)
 ※3月31日(金)17:00までにお申し込み場合 60,000円(税抜)
 ※参加費の中には、交通費・宿泊費・食費は含まれておりません。 お手数ですが、各自手配
  をお願い申し上げます。
 ※全講座修得者皆様に、修了証が授与されます。
お申込み 2017年5月19日(金)17:00まで
 ※3月31日(金)17:00までにお申し込み頂いた場合は、参加費は60,000円(税抜)と
  なります。
 ※3月31日(金)17:00の時点で参加申込が両プログラム合わせて50名に満たない場合は、
  今回の開催を中止する場合がございます。予めご了承ください。

詳しくは以下サイトを参照ください。
(特別講座)
http://www.a-forum.jp/news/news170214.html
(国際ウッドフェア)
http://www.woodfair.jp/

「とちぎ林業 Grand Prix 2015 in 県民の森」

この秋に、栃木県の〝林業祭〟が開催されます。

「とちぎ林業 Grand Prix 2015 in 県民の森」と銘打ったこのイベント、
「グランプリ」の名前の通り、プロによる競技会が催されます(それも2つも!)。

○伐木・造材競技会
○高性能林業機械による集材競技会

です。

WLCのような伐木造材競技会は徐々に増えてきていますが、
集材競技会はあまり例がないのではないでしょうか。

プロが技を競う姿を一般の方がご覧になれば、
きっと林業の「かっこいい」一面も感じてもらえることでしょう。


その他にも、
・木工体験、クラフト体験教室
・高性能林業機械展示、機械操作体験コーナー
・地元食材のグルメコーナー
などがあり、親子で楽しめるイベントになっているそうです。


みなさんも足を運んでみてはいかがでしょうか。


「とちぎ林業 Grand Prix 2015 in 県民の森」

開催テーマ
「魅せる林業・目指せ!メジャー化 ~ひと・しごとのステージ~」

日時:2015年11月1日(日) 9:30~15:30
場所:栃木県県民の森(矢板市長井2927)


tochigiGP2015

WLC2014スイス大会出場選手のみなさんが来会されました

「林業版オリンピック」こと、世界伐木チャンピオンシップ(WLC)が
いよいよ今週(9/10~9/13)、スイス・ブリエンツにて開催されます。


出場する日本チームのみなさんが、出国を明日に控えた本日、
全林協にお見えになりました。

DSC_6551.jpg



(左から今井陽樹選手、先﨑倫正選手、前田智広選手、秋田貢選手)

JLCで審判を務めた青森県グリーンマイスター協議会の下久保さん、三浦さんも
現地でのジャッジングの視察・研究のために同行されるほか、
チームリーダー・本多さん(WLC日本事務局;全森連)、
テクニカルリーダー・山根さん(ハスクバーナ・ゼノア(株))というチーム編成です。

5月に青森で行われた国内大会(JLC)を勝ち抜いた4選手は
仕事の合間を縫ってそれぞれに練習を重ねてきたそうで、
「全力を出し切りたい」と意気込みを語ってくださいました。

ところで、使用するチェーンソーを航空便で送るのが非常に面倒だそうですが、
無事、既に現地入りを果たしていて、
秋田選手、先﨑選手、前田選手はハスクバーナの576XP、
今井選手はスチールのMS460を使用するそうです。

そんな登録選手情報を含め、主催者であるialcの公式サイトでは
大会概要が掲載されています。

31. World Logging Championship 2014 Brienz, Switzerland

今大会は30カ国、105名の選手がチェーンソーテクニックを競います。
競技結果なども、上記の公式サイトで続々と公表されていくことでしょう。


選手のみなさんが全力を尽くせるよう、
私たちも微力ながら応援のエールを送らせていただきました。

(仮家)

好評です! 「小田桐師範が語る チェーンソー伐木の極意」

読者のみなさん、こんにちは。

先日、この欄でご紹介いたしました、「小田桐師範が語る チェーンソー伐木の極意」がおかげさまで好評を得ております。

林材業安全技能師範(林業・木材製造業労働災害防止協会認定)として、これまで1万人以上を指導し、プロを育ててきた小田桐さんの言葉の数々に、うなづいたり、なるほどと感銘を受けたり。
本を読まれた方から、いろいろな声が編集部にも届いており、編集スタッフ一同大変励みにさせていただいています。

この本は、チェーンソー伐木の技術、それをどう習得・向上させるかについて小田桐師範のアドバイスが読めるのと同時に、林業者・チェーンソーマンとして生きていく姿・魅力が、さまざまなエピソードで伝わってくる本です。
極上の読後感を保証いたします。

この本を魅力のいったんをお伝えする意味で、編集時で小生自身が惹かれた言葉のいくつかを、以下に紹介させていただきます。(白石)


「小田桐師範が語る チェーンソー伐木の極意」より

●チェーンソーマン
「チェーンソーマンは森林整備のデザイナーでなければならないんです。一番最初に山に足を踏み入れるのは、バックホウでもなければ、架線でもない、チェーンソーなんだよね。
 やっぱり、チェーンソーマンなんだよ。チェーンソーマンのデザインに次のグループが従う。トラクタグループ、バックホウグループ、架線グループとあったとしたら、どのグループもチェーンソーマンの足跡を歩くしかない。だから、チェーンソーマンはデザイナーでないといけない。」

●指導することとは
「研修の現場で、「わかったか?」って聞いて、「わかりません」という答は皆無ですよ。とても言えない。
だから、「わかったか」っていう言葉を使うこと自体がミステイク。
もし、自分が逆の立場だったときに、「お前わかったか」と聞かれて、はりきって「はい、わかりました!」とは言わないまでも、ちょっともそもそしながら「…はい」ってぐらい言いますよ。じゃ、やってみろって言われるけど、やれるわけないじゃん。わかってないんだから。それで、怒るんですよ、何回言えばいいんだとか言ってね。」

●師匠の思い出
「工夫の仕方にはアドバイスをするけど、仕事にはアドバイスをしないという方でした。…

私には、とっても難しい仕事ですよね。もちろん、径が大きすぎてバーなんか届かないですよ。それをいちいち教えない。「こっちで半分切って、こっちで半分切れば、半分切れるから」っていうぐらいのアドバイス。例えば、ピタッと合わせるためには、何か目印を付けて、こうやんないと合いませんよね、というようなことは教えくれない。

「自分で工夫しなさい。そうすれば、あんたの技術なんだよ。私が話せば、私のコピーになっちゃうんだよ」と言うんです。」

●プライド
「私が初めてグリーンマイスター研修を担当した頃は、周囲には「グリーンマイスターなんか…」と、ちょっと見下げたような言い方があった。私は、それを許せなかった。見下げたような視線に、絶対負けないようにしたいと。」

●事故がある会社、ない会社
「事故がある会社と、ない会社では、ない会社のほうは人間関係がとてもいいです。
始めから話しやすい環境をつくることに努力している会社は、事故があまりありません。道具を整えているから事故が起こらないわけではありません。

それから、現場部門と管理部門では、何でも要求するのが現場部門、何でも抑えようとするのが管理部門、といったような対峙する空気が生まれ、その溝がどんどん深まっていくと、お互いに「何を言ってもダメだ」という状況になります。
「現場部門がきちんと働いてくれるから、管理部門もきちんと経営ができるんだよね」、「管理部門がきちんと仕事をもってきてくれるから、現場部門は仕事でき、生活ができるんだよね」といった、相互に尊重しあうような関係がないといけません。そんな関係ができていない会社が、意外と半分くらいはありますね。事故はきまってそんな会社で起きたりします。

ときどき、用具などを買い与えて、「うちはこういう体制をとっています」と自慢する会社がありますが、そんな所はたいしたことはありません。それしかないから自慢するんです。いい意味でのコミュニケーションが取れている所は、作業員をよく見て、相談し合っている関係になっているから、用具ではなく自分の所の作業員自体を自慢します。」

Odagiri shihan
プロフィール

道具と技・編集部

Author:道具と技・編集部
林業に関わる皆さん!
そして道具好きな皆さん!
ここに集まって、自分の相棒となる粋な道具を
アツく語っちゃってください!
もちろん、『道具と技』の感想も大歓迎です(^^

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